まずはこちらをご覧ください。とある銘柄の企業の情報(企業A)です。
予想PER | 18.03 倍 |
予想EPS | 106 |
実績PBR | 3.98 倍 |
実績BPS | 479.72 |
注目してほしいのは、タイトルにあるこの3文字のアルファベットのつづり。
こうゆうのを三文字頭字語(Wikipediaのリンク)っていうんだって。
私が知っているのは、TDLとJRAとATMくらいです(´ー`)
さて本題は、これらの意味するものです。
過去に何度か調べたけど、すっかり忘れているので、自分なりにかみ砕いて記載します。
専門用語 | 英語 | 意味 | 備考 |
PER | Price Earnings Ratio (株価収益率) | PER = 株価 ÷ EPS(1株当たりの純利益) 株価がその企業の利益の何倍の価値かを示す。 数値が高いほど割高、低いほど割安と判断される。 | PERが1以上⇒株価上昇の期待があり、企業の成長見込みがある。 PERが1以下⇒株価上昇の期待がなく、企業が成熟あるいは 別の問題があるかも。 株価が変われば、値は更新される。 |
EPS | Earnings Per Share (1年間の1株当たりの純利益) | EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数 企業の規模にかかわらず、数値が高いほど、 企業の収益力と成長性は高いと判断される。 | 株式分割や自社株買いによる発行済株式数の変動を要チェック。 決算と、株式分割や自社株買いなどで値は更新される。 |
PBR | Price Book-Value Ratio (株価純資産倍率) | PBR=株価 ÷ BPS(1株当たりの純資産) 企業の資産や財務状態から株価の水準を測る。 数値が高いほど割高、低いほど割安と判断される。 | PBRが1以上⇒企業価値よりも高い価格で株式が売買。 PBRが1未満⇒企業価値よりも安い価格で株式が売買。 ベンチャー企業は数値が高く、銀行の数値は低くなりやすい。 株価が変われば、値は更新される。 |
BPS | Book-value Per Share (1株当たりの純資産) | BPS = 純資産 ÷ 発行済株式数 数値が高いと企業の安定性も高いと評価される。 | BPSの推移を見て、高くなった理由、低くなった理由を要チェック。 決算と、株式分割や自社株買いなどで値は更新される。 |
上記4つの共通の注意点としては、
① 同業種で比較すること
② 数値を単独で判断して使用しないほうがよい
③ 帳簿上での数値であること
④ 2024.04.26の 東証が低PBR改善要請を強化(日本経済新聞のリンク) の記事に関すること
⑤ 投資機会かどうかは企業の財務指標や業績なども総合的に判断する必要がある
ここで、私なりに企業Aを分析します。
予想PER | 18.03 倍 |
予想EPS | 106 |
実績PBR | 3.98 倍 |
実績BPS | 479.72 |
今後は株価の上昇を期待して投資家が株を買うことを予想される。また、収益性もあり、今後も成長は期待できる。会社としての安定性もあり、割高だけど買う価値はありそう。
ただし!1つの銘柄ではなく同業種で比較しましょう。
では、次にはこちらをご覧ください。とある銘柄の企業の情報(企業B)です。
予想PER | 22.14 倍 |
予想EPS | 17.3 |
実績PBR | 0.95 倍 |
実績BPS | 404.89 |
私なりに分析すると、今後の株価の上昇を期待しますが、成長性にはやや欠ける。ただ、株が割安と、会社の安定性が見込めるため、新規で参入する価値はありそう。
いままで隠してきた企業Aと企業Bの銘柄ですが、ここで発表ーーー!(´▽`)
ドドン!
企業Aは「9434 ソフトバンク」、企業Bは「4689 LINEヤフー」でした。
ソフトバンクは9月に株式分割があるので、EPSはガクッとさがるなあ。
ちなみに、ソフトバンクは初めてIPOで購入した銘柄です。(当時、ただIPOってのをやってみたかっただけ)
きっとここまで読んでくださる方で、勘が鋭い方はこんな心の声が聞こえてきます…。
たった2つの銘柄じゃ、判断できないよ~!
その通り!!
情報通信企業は、5,169社(経済産業省調べ)もあるんだって。
また、ROEっていう大事な指標もあるそうです。これは別の記事で勉強しますね。(´ー`)
投資家さんによっては、PER,EPS,PBR,BPSを見てない方もいるみたいです。
私は、銘柄を決める要素の一つとして適宜見てこうかなーと。
この記事を読んでくれたみなさんも企業分析を楽しみましょう。(^^)/
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