信用倍率についてかみ砕こう

株のお勉強

信用倍率とは、信用取引の「買い方」と「売り方」のマーケットにおける取り組み状況を表す指標で、「信用買い残÷信用売り残」で計算される。値が1よりも大きければ、買い残が売り残よりも多いことを示し、逆に1よりも小さければ売り残の方が買い残よりも多いことを示す。

信用売り残が増えて1に近づいてくると、株価が上昇する可能性が高まることから株式市場では好感される。逆に、倍率が高まると、買いが一方的で相場が過熱していると言われる。

引用:大和証券 金融・証券用語解説

う~ん、はてさて…(-ω-)

わたしは、塩漬け歴は長いですが取引きはほぼしていない株の初心者のため、専門用語はここに明記して信用倍率についてかみ砕いていきます。( `ー´)ノ

専門用語意味
信用取引
(しんようとりひき)
現金や株式、投資信託を担保として証券会社に預け、その担保合計金額の約3倍の「購入資金」や「株式」を借りて取引が可能になる。
※ 一般信用取引は取引期間が最長3年、制度信用取引は最長半年。
信用売り
(しんよううり)
「株式」を借りて先に売る。期日までに借りた「株式」を返さなければならないので、それまでに「株式」を買い戻す。
「売った株価 < 買い戻した株価」であれば、その差額が利益とる。空売りともいう。
信用売り残
(しんよううりざん)
信用売りをされて、まだ買い戻しされずに残っている株式の数のこと。①
信用買い
(しんようがい)
「現金」を借りて「株式」を買う。期日までに借りた「現金」を返さなければならないので、それまでに「株式」を売る。
「売った株価 > 買った株価」であれば、その差額が利益となる。
信用買い残
(しんようかいざん)
信用買いをして、まだ売られずに残っている株式の数のこと。②
信用倍率
(しんようばいりつ)
信用倍率=「信用買い残②」÷「信用売り残①
つまり
・倍率が1に近づく 信用売り残が多く、将来的に株が買われて株価が上がる可能性がある
・倍率が高すぎる  信用買い残が多く、将来的に株が売られて株価が下がる可能性がある

これが信用倍率!!投資家の投資判断材料として情報が公表されていると。実際に持ち株の信用倍率を見てみると…

Screenshot
Screenshot
Screenshot

スクショ真ん中右側の○○倍です。左側の項目は「貸借倍率」と記載されていますが、これが信用倍率のことをいっています。

2914 JT 11.81倍 │ 6702 富士通 1.8倍 │ 3990 UUUM –倍

今後の株価の値動きをここから読み取るなら、JTは△、富士通は◎、UUUMは信用売りがなく買い残しかないので好材料があって上がっても、利確ですぐ売られて平行線をたどるのか…といったところでしょうか。

ちなみにスクショの一番下の回転数は、信用取引の際に証券会社が証券金融会社から資金や株式を調達してから返済するまでに要した日数で、一般的に株式相場の上昇の局面では回転日数は短く、反対に下落の局面では長くなる傾向があるとのこと。そうなるとJTは△判定したのに、回転数は短い…。富士通はその逆…。むむむ…(゜-゜)

あくまでも取引の指標のひとつということを忘れずに、ひとつ賢くなったということにしておこう!

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